海上保安庁は、国内密漁対策や外国漁船による違法操業等対策、密輸や密航、海賊、テロ行為等に対する対策を行う、まさに海の警察官の役割を担っています。

海上保安本部は第一管区から第十一管区まであり、日本全国が就業の対象となります。

海上保安庁の航空機は、飛行機と回転翼航空機があり、海上における治安の維持、海上交通の安全確保、海難救助、海上災害の防止、海洋汚染の監視取締りなどに従事し、火山監視や沿岸域の測量、被災地への物資輸送なども行います。

保有機材は、飛行機がガルフストリームⅤ、ファルコン900、ボンバルディア300、サーブ340、ビーチ350等のジェット機が主体に、回転翼航空機はスーパーピューマ225/332,アグスタ139,シコルスキー76D/76C、ベル412/206を保有しています。


 

採用種類

海上保安庁の採用は次の6種類に分かれています。

  • 海上保安大学校・学校学生採用試験
  • 有資格者採用試験
  • 国家公務員採用総合職試験
  • 国家公務員採用一般職試験
  • 選考採用情報
  • 非常勤職員採用情報

 

このうち、パイロットになることが出来る採用は、

  • 海上保安大学校
  • 海上保安学校(航空課程)
  • 有資格者採用試験

 

の3種類となっており、基本的に高等学校卒業資格を有していれば受験可能になっています。

※有資格者採用試験を除く。


 

採用試験

海上保安大学校

高等学校又は中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して2年を経過していない者

試験日程

試験受付:8月下旬から9月上旬

第1次試験:10月下旬

第2次試験:12月中旬

最終合格発表:1月中旬

入校:4月

試験内容

第1次試験:基礎能力試験(多肢選択式)、学科試験(多肢選択式)、学科試験(記述式)、作文試験

第2次試験:人物試験(一般内科)、身体検査(基本検査)、身体測定および体力検査

不合格該当条件

 身長が男子157cm、女子150cmに満たない者

 体重が男子48kg、女子41kgに満たない者

 視力(裸眼又は矯正)がどちらか1眼でも0.6 に満たない者

 色覚に異常のある者(職務遂行に支障のない程度の者は差し支えない。)

どちらか片耳でも2,000 、1,000 、500 各ヘルツでの検査結果をもとに算出した聴力レベルデシベルが40デシベル以上の音の失聴のある者

四肢の運動機能に異常のある者

 

海上保安学校(航空課程)

高等学校又は中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して5年を経過していない者

試験日程

試験受付:7月中旬から7月下旬

第1次試験:9月下旬

第2次試験:10月中旬

第3次試験:12月上旬

最終合格発表:1月中旬

入校:4月

試験内容

第1次試験:基礎能力試験(多肢選択式)、学科試験(多肢選択式)、作文試験

第2次試験:身体検査(基本検査)、身体測定および体力検査

第3次試験:人物試験(面接)、適性検査(操縦検査)、身体検査(精神、神経検査)

不合格該当条件

身長が158cmに満たない者又は190cmを超える者

体重が男子48kg、女子41kgに満たない者

各眼が裸眼で0.7以上及び両眼で1.0以上の遠見視力を有しない者又は各眼について、各レンズの屈折度が(±)8ジオプトリーを超えない範囲の常用眼鏡により0.7以上、かつ、両眼で1.0以上に矯正することができない者

どちらか1眼でも、80cmの視距離で、裸眼又は矯正により近見視力表(30cm視力用)の0.2の視標を判読できない者

どちらか1眼でも、30~50cmの視距離で、裸眼又は矯正により近見視力表(30cm視力用)の0.5の視標を判読できない者

色覚に異常のある者

どちらか片耳でも、次のいずれかの失聴のある者

3,000ヘルツの周波数において50デシベル超

2,000ヘルツの周波数において35デシベル超

1,000ヘルツの周波数において35デシベル超

500ヘルツの周波数において35デシベル超

その他操縦士として航空業務に支障のある者

 

有資格者採用試験(航空機職員採用試験)

次の①及び②に該当すること

① 次のいずれかに該当する者

高等学校を卒業した者及び平成 29 年6月までに高等学校を卒業する見込みの者

中等教育学校を卒業した者及び平成 29 年6月までに中等教育学校を卒業する見込みの者(中学校卒業のみは含みません。)

高等専門学校の第3学年の課程を修了した者及び平成 29 年6月までに高等専門学校の第3学年の課程を修了する見込みの者

その他高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定を含む)に合格した者等で第2項に掲げる者と同等の資格があると認められる者

② 受験時において国土交通大臣が交付した飛行機又は回転翼航空機の事業用操縦士の資格以上の技能証明を有し、かつ、有効な第一種航空身体検査証明書を有する者

試験日程

試験受付:10月下旬から11月中旬

第1次試験:12月上旬

第2次試験:12月下旬

実技試験:1月中旬

最終合格発表:2月中旬

採用予定:7月

試験内容

第1次試験:素養試験(多肢選択式)、性格検査

第2次試験:人物試験(面接)、身体検査(基本検査)、身体測定および体力検査

第3次試験:実技試験(シミュレーター)

不合格該当条件

体力検査における不合格判定基準

上体起こし(筋持久力):ひざを曲げ、あおむきに寝た姿勢で、30 秒間のうち何回上体を起こすことができるかを検査します。男子 21 回以上、女子 13 回以上を基準とします。

反復横跳び(敏しょう性)100cm 間隔に引かれた3本のライン上で、20 秒間のうち何回サイドステップすることができるかを検査します。男子 44 回以上、女子 37 回以上を基準とします。

鉄棒両手ぶら下がり:水平に設置された直径約 2.8cm の鉄棒を両手で握り、両足を床から離してぶら下がり、10 秒以上耐えることができるかを検査します。

身体検査における不合格基準

身長が158cmに満たない者又は190cmを超える者

体重が男子48kg、女子41kgに満たない者

その他操縦士として航空業務に支障のある者