無線従事者資格

航空業界で必要な無線資格は「航空無線通信士」と「航空特殊無線技士」の2種類があります。

どちらの無線資格も国家試験を受験し合格するか、指定された養成課程講習を受講しなければなりません。

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無線従事者資格

航空無線通信士

航空機に乗り込んで、航空運送事業を行う航空機に開設された航空機局やこの航空機と通信を行う航空局などで、通信操作に従事する者が取得しなければならない資格です。
自家用操縦士や旅客を運送しない航空機使用事業の操縦士であれば必要ありません(航空特殊無線技士でよい)が、航空機を使用した運送事業を行う際には必須の資格といえます。

「電波法施行令」第3条による定義

航空機に施設する無線設備並びに航空局、航空地球局及び航空機のための無線航行局の無線設備の通信操作(モールス符号による通信操作を除く。)
次に掲げる無線設備の外部の調整部分の技術操作
イ 航空機に施設する無線設備
ロ 航空局、航空地球局及び航空機のための無線航行局の無線設備で空中線電力250W以下のもの
ハ 航空局及び航空機のための無線航行局のレーダーでロに掲げるもの以外のもの

第四級アマチュア無線技士の操作の範囲に属する操作

取得方法

国家試験に合格または養成課程を修了

国家試験

日本無線協会が8月、2月の年2回

試験科目

無線工学

無線設備の理論、構造及び機能の基礎
空中線系等の理論、構造及び機能の基礎
無線設備及び空中線系の保守及び運用の基礎

法規

電波法及びこれに基づく命令(航空法及び電気通信事業法並びにこれらに基づく命令の関係規定を含む。)の概要
国際電気通信連合憲章、国際電気通信連合条約、国際電気通信連合憲章に規定する無線通信規則、国際電気通信連合憲章に規定する電気通信規則及び国際民間航空条約(電波に関する規定に限る。)の概要

英語

文書を適当に理解するために必要な英文和訳
文書により適当に意思を表明するために必要な和文英訳
口頭により適当に意思を表明するに足りる英会話
難易度は英語検定準2級程度

電気通信術

電話 1分間50字の速度の欧文(無線局運用規則別表第5号の欧文通話表による。)による約2分間の送話及び受話

合格率

約39.43%(平成21年~26年の平均)

 

航空特殊無線技士

航空機に乗り込んで、航空機に敷設する無線設備及び航空局などで、通信操作に従事する者が取得しなければならない資格です。
自家用操縦士や空港業務に従事する職員にとっては必須の資格です。

「電波法施行令第3条」による定義

航空機(航空運送事業の用に供する航空機を除く。)に施設する無線設備及び航空局(航空交通管制の用に供するものを除く。)の無線設備で次に掲げるものの国内通信のための通信操作(モールス符号による通信操作を除く。)並びにこれらの無線設備(多重無線設備を除く。)の外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作
空中線電力50W以下の無線設備で25010kHz以上の周波数の電波を使用するもの
航空交通管制用トランスポンダで前号に掲げるもの以外のもの
レーダーで第1号に掲げるもの以外のもの

取得

国家試験に合格または養成課程を修了

国家試験

日本無線協会が6・10・2月の年3回

試験科目

無線工学

無線設備の取扱方法(空中線系及び無線機器の機能の概念を含む。)

法規

電波法及びこれに基づく命令の簡略な概要

電気通信術

電話 1分間50字の速度の欧文(無線局運用規則別表第5号の欧文通話表による。)による約2分間の送話及び受話

合格率

約76.41%(平成21年~26年の平均)


 

平成28年度無線従事者国家試験

以下、日本無線協会発表による無線国家資格の開催内容です。

記載内容は最新の情報に基づきますが、試験の申し込みにあたっては、日本無線協会の情報を参照するようにしてください。

 

航空無線通信士

試験の日時と試験科目

8月期:平成28年8月4日(木) ※電気通信術のみ8月5日(金)になる場合がある。

2月期:平成29年2月18日(土) ※電気通信術のみ2月17日(金)になる場合がある。

試験地

東京、札幌、仙台、長野、金沢、名古屋、大阪、広島、松山、熊本、那覇

申請書の受付期間

8月期の試験:平成28年6月1日~20日

2月期の試験:平成28年12月1日~20日

※ 郵送による申請は、書類が完備しており当日消印まで有効

 

航空特殊無線技士

試験の日時と試験科目

6月期:平成28年6月8日(水)

10月期:平成28年10月19日(水)

2月期:平成29年2月4日(土)

試験地

東京、札幌、仙台、長野、金沢、名古屋、大阪、広島、松山、熊本、那覇

申請書の受付期間

6月期の試験:平成28年4月1日~20日

10月期の試験:平成28年8月1日~22日

2月期の試験:平成28年12月1日~20日

※ 郵送による申請は、書類が完備しており当日消印まで有効